2017年9月14日
世界初!触った感覚を振動として記録、他者とも共有できる”触覚記録装置”を製品化(9月18日販売開始)
名古屋工業大学と株式会社テック技販は、指先でさわった触覚を、皮膚で生じた振動として検知し、振動子を通して他者ともその触覚を共有できる、世界で初めての触覚記録装置(ユビレコ)を共同で開発し、9月18日にテック技販から販売を開始します。
触覚は、技術的には発展途上で、未だ多くの場面で官能評価や試行錯誤が繰り返されていますが、新たな価値創出に繋がる感覚として、近年注目を集めています。開発した装置は、触覚の計測、提示、変調、再生機能をまとめ、触覚を情報化し、記録や分析、評価、共有を可能にしました。 今後、機械、繊維、化粧品、医療、福祉、生産技術など、多くの分野・業種での応用が期待されます。
なお、この装置は、名古屋工業大学大学院 田中由浩准教授がJSTさきがけ「社会と調和した情報基盤技術の構築」における研究テーマ「触知覚の内的特性に基づく技と感性の共有支援技術の創成」を通じて開発したセンシング技術を基にしています。