2021年6月7日
中村・杉田・氏原研究室と築地研究室の共同研究の成果がScientific Reports誌に掲載されました。
生体の構成タンパク質で最も多いのはコラーゲンです.このコラーゲンには多くのサブタイプがありますが,多くの組織でほぼタイプIとIIIが占めます.このタイプIとIIIの割合は,生体機能と深く関わり,例えば拡張型心筋症の心拍出量の減少や,皮膚の創傷治癒課程の指標と関連しています。
今回,コラーゲン線維束内のタイプIII割合を顕微鏡観察(図1)のみで得る新手法を考案しました。将来的には,この手法で迅速な組織診断ができることが期待されます。
〇研究者のウェブサイト
〇研究成果のウェブサイト
<掲 載 誌> Scientific Reports
(図1)
(図2)