2024年12月10日
工学専攻電気・機械工学系プログラムの前川 謙蔵さんが日本機械学会第27回複雑流体研究会 優秀発表表彰を受賞しました。
受賞者
工学専攻電気・機械工学系プログラム (複雑流体制御研究室(玉野・武藤研究室))
前川 謙蔵
受賞名
日本機械学会第27回複雑流体研究会 優秀発表表彰
受賞の内容
「粘弾性流体の乱流境界層に設置された角柱まわりの流動に及ぼすワイゼンベルグ数の影響」
高分子や界面活性剤などに代表される粘弾性流体を乱流の流れ場に添加すると、乱流中の渦構造が抑制し、流動抵抗が低減することが知られています。一方で、流れ構造が流動抵抗低減に及ぼす役割は明らかになっていません。本研究では、流れ構造の改変を目的として、有限長角柱を設置した粘弾性流体の乱流境界層流れの直接数値シミュレーションを実施し、ワイゼンベルグ数 (粘弾性流体の特性時間である緩和時間の無次元数) の違いが角柱後流に及ぼす影響について調査しました。
今後の抱負
複雑流体研究会にて優秀発表表彰を受賞することができ、誠に光栄です。指導教員である玉野真司教授と武藤真和助教、研究室の皆様には貴重なご意見とご協力を賜りました。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。この度の受賞を励みとして、より一層研究活動に取り組みたいと考えております。