2023年1月6日
工学専攻電気・機械工学系プログラムの柴田 空太郎さんが第33回バイオフロンティア講演会 バイオエンジニアリング部門 若手優秀講演表彰を受賞しました。
受賞者
工学専攻電気・機械工学系プログラム (医用生体工学研究室(中村・杉田・氏原研究室))
柴田 空太郎
受賞名
日本機械学会 第33回バイオフロンティア講演会
バイオエンジニアリング部門 若手優秀講演表彰
受賞の内容
「指先温度・血流量による毛細血管再充満時間への影響
―血管収縮能診断を目指して―」
血管壁内細胞の収縮機能の低下は、動脈硬化などの疾患に関与するとされています。本研究では、血流循環の評価指標として知られる毛細血管再充満時間(CRT)から末梢血管の収縮能を判断できないかと考え検証実験を行いました。結果、CRTと血管収縮による血流量変化に強い相関があることがわかりました。この結果は末梢血管の収縮能をCRTで評価可能なことを示しており、簡単な疾患評価法ができることが期待されます。
今後の抱負
この度は、このような賞をいただき大変光栄に思います。杉田准教授、中村教授、氏原准教授からのご指導、研究室のメンバーとのディスカッションを通じてこのような賞をいただくことができました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。今回の受賞を励みにチャレンジ精神を忘れることなく一層努力を重ね、研究に邁進したいと思います。