2024年5月22日
電気・機械工学科(研究当時)の寺田 百花さんが日本機械学会東海学生会第55回学生員卒業研究発表講演会 Best Presentation Awardを受賞しました。
受賞者
電気・機械工学科(研究当時) (医用生体工学研究室(中村・杉田・氏原研究室))
寺田 百花
受賞名
日本機械学会東海学生会第55回卒業研究発表講演会 Best Presentation Award
(日本機械学会東海学生会)
受賞の内容
「血管壁脆弱化酵素産生量に対する周方向応力負荷による影響」
大動脈解離は、発症後の致死率が高い一方、発症メカニズムが不明です。高血圧による間質流増加が血管壁脆弱化酵素Matrix metallo proteinase (MMP) 2増加を促し発症する仮説が立てられています。ただ、高血圧時に増加する周方向引張によるMMP2増加の可能性を否定しきれていません。そこで、マウス胸部大動脈を用い、引張負荷によるMMP2・MMP9発現量への影響を調べました。MMP2発現量は引張の有無で有意差が認められず、MMP9発現量は引っ張ることで有意に減少しました。よって、「間質流増加がMMP2増加を促す」という説を支持しました。
今後の抱負
この度は優秀講演賞をいただき、誠に光栄に思います。今回の受賞は、中村教授、杉田准教授、氏原准教授からの多くの助言やご指導、研究外の面も支えてくださった研究室の方々など、多くの方々のお陰です。この場をお借りして心より御礼申し上げます。今後は、頂いた賞に恥じぬよう、より一層努力してまいります。