2023年11月16日
工学専攻電気・機械工学系プログラムの山本 遥輝さんが第71回レオロジー討論会及び第21回日本流体力学会中部支部講演会で受賞しました。
受賞者
工学専攻電気・機械工学系プログラム (複雑流体制御研究室(玉野・武藤研究室))
山本 遥輝
受賞名
第71回レオロジー討論会 優秀ポスター発表賞
第21回日本流体力学会中部支部講演会 中部支部講演会優秀賞
受賞の内容
第71回レオロジー討論会
「粘弾性流体の液滴分裂を伴うジェッティング挙動の数値シミュレーション」
粘弾性流体はインクジェット印刷や塗装などに幅広く利用されており、その伸長流動挙動は、流れの速度や吐出条件などにより大きく異なることが知られています。本研究では、駆動波形を与えて液体を吐出するDOD (Drop-on-Demand) プリントヘッドを模擬した数値シミュレーションを実施し、飛翔する粘弾性流体の伸長流動挙動を調査しました。この成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の結果得られたものです。
第21回日本流体力学会中部支部講演会
「ノズルから滴下された粘弾性流体の伸長流動挙動に関する数値シミュレーション」
粘弾性流体の伸長挙動を明らかにすることは、インクや塗料などの品質を決定する上で非常に重要です。本研究では、伸長挙動を定量評価する手法の一つである液滴落下法に着目した数値シミュレーションを実施し、実験との比較を通して、粘弾性流体の伸長レオロジー特性を調査しました。その結果、FENE-Pモデルのパラメータである最大伸長L2の濃度依存性が示唆されました。この成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の結果得られたものです。
今後の抱負
この度は、優秀ポスター発表賞ならびに中部支部講演会優秀賞を受賞することができ、大変光栄に思います。今回の受賞は、指導教員である玉野真司教授と武藤真和助教の熱心で的確なご指導や研究室の皆様の支えにより得られたものであると感じています。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、より一層研究活動に邁進して参ります。